優先順位
業務の優先順位付けはとても大事なことであるのは言うまでもありません。この付け方なんですが。
- 外資では「上司をサポートしてなんぼ」ということを以前に言いました。業務の優先順位付けについても同じ事が言えます。基本的にはこれは皆さん異論のないところだと思います。
- ただ実際の業務となるとなかなかこう簡単にはいきません。
- 例えば、あなたには今年の目標としてある大きなプロジェクトの達成を託され、それに心血を注いでいるかもしれません。それに対してあなたはプランをたてて着実に日程に沿って進行しているかもしれませんね。
- ところが上司はその辺はお構いなしにどんどん新しいtaskを課してきます。その中にはべつに今でなくてもいいや、と感じられるものもあるかもしれません。そしてあなたはそんなことより、今自分の遂行している仕事の方が大事だと勝手に判断して、上司のそんなtaskを後回しにするかもしれませんね。
- 会社という組織の中では私はそれは間違いだと思います。上司の指示がまず優先順位のトップです。特に外資ではそうです。
- え〜っと思うかもしれませんが、そうなのです。それでもあなたがその優先順位に疑問があるなら上司と相談すべきです。あなたが勝手に判断すべき事ではないはずです。意見はいいです。「こっちはこれこれこうだから、あっちを後回しにしてでも先にやるべきだ」、そう思えばどんどん議論すればいいのです。それでも最終判断はあなたではありません。
- 言わなくて勝手な判断をしてそれを遅らせれば欧米人の上司はほぼ間違いなく「彼は私の言うことにpriorityを置いていないようだな」と思います。
- まとめますと、上司から与えられたtaskは(仮にそれがスポットの些細なものであっても)まず優先順位の一番上に来ます。それから吟味するのはいいでしょう。大事なのはその優先順位をあなたが変えたいのであれば相談すべきなのです。あなたが勝手に決めることではないんです。
- 部署の全責任を負うのは管轄の上司です。当たり前のことです。意外と日系の会社から来た転職組にはこの辺がなかなか最初は割り切れないところのようです。